補習校って大変!ついていけない、辞めたい時に読むブログ

日本人補習授業校(補習校)の大変さや、ついていけない時、辞めたい時、ありますよね。いつまで続けるべきか、スポーツや現地校との両立などについて、ブリスベン在住の元先生が書いているブログです。

補習校に行かないでも日本語を習得できる!その方法を紹介

補習校って大変!のあずさです。

日本に帰るとやっぱり太るな。。。

 

 

さて、補習校に行っていると結構大変。

でも、自分では教えられないから続けるしかない。

 

なんて思っているお母さんに、

補習校に行かないでも日本語を習得できますよ、

っていうお話をしたいと思います。

 

 

あずさんは、補習校の先生だからできたんでしょ?

 

 

って思うかもしれませんが、

そうではありません。

 

 

私の周りにも、補習校に行かないで

 

子どもにしっかりと日本語を教えている人、

いますよ。

 

しかも、なぜか、皆さん英語の成績も良かったり。。。

 

 

 

そんな、海外に住みながら、

補習校に行かないで、

どうやって日本語を教えてきたか、

をまとめてみます。

 

 

 

補習校に行かないで日本語を教える、一番大事なのはお母さんの覚悟

 

 

いろいろなテクニックや対処法はありますが、

まず大切なのは、

 

 

 

お母さんが日本語を教えるという覚悟

 

 

 

です。

 

これは、

 

 

 

 

あなたには日本語をやってもらう

という覚悟を子どもがわかっている

 

 

 

 

ということでもあります。

 

 

 

これを持たずに、なんとなく始めると

 

 

 

うまくいかない、

子どもが言うことを聞かない、

やっぱり日本語は無理かも。。。

 

 

 

ということになります。

 

 

子どもを東大に入れる

 

 

とか、

 

 

子どもを弁護士にする

 

 

 

とか言うほどの覚悟ではないかもしれませんが、

 

それなりの覚悟を持っておくといいですね。

 

 

 

補習校に行こうが行くまいが、お母さんがいつも日本語が基本

 

さて、お母さんが補習校に行かずに日本語を教えると決めたとしましょう。

 

日本語の習得に限らず、言語の習得には順番があります。

 

 

 

聞く

話す

読む

書く

 

 

の順番です。

 

 

海外で生活をするお母さんならお分かりだと思いますが、

いくら読めても、いくら書けても

聞けない、話せないでは、生活できませんものね。

 

まずは、

 

 

 

話す・聞く

 

 

 

 

なんです。

 

 

そして、家にネイティブの日本語スピーカーがいるということは、

話す・聞くスキルを習得するのにどれだけ有利か。。。

 

ここを最大限に活用していきましょう。

 

 

子どもが英語で話してこようが、

お母さん英語で話してほしいと言ってこようが

現地校で英語の成績が悪かろうが

日本語で話す。

 

 

先ほどの覚悟を思い出し、

日本語バイリンガルにするために、

お母さんは人語しか話せない。

 

 

 

くらいの状況をつくっていきましょう。

 

 

 

もちろん、日本語が人生のすべてではありませんから、

子どもの心の状態や

現地校での成績なども加味して

お母さんの判断で、

臨機応変にしていくことは必要です。

 

 

ですが、

 

 

子どもが意味を分かっていないみたい

 

子どもが嫌がってるみたい

 

子どもがやる気がない

 

 

 

これくらいの理由で、

お母さんが、家で英語を話すのは

とてももったいない。

 

 

たとえ、補習校に行ったとしても、

日本語が聞いてもわからない、話せないでは

力が伸びていきません。

 

 

先ほどの覚悟を思い出し、お母さんは日本語を徹底します。

 

 

 

子どもの日本語リスニングはできてきたが話せない場合

 

日本語を聞けるようにはなってきた。

 

でも、返事は英語でなかなか日本語で話し始めない。

 

 

 

そんな時は、ショック療法が効果的、です。

 

いや、どんなショックかというと、

 

日本語しゃべらないといけない環境に身を置く。

 

のです。

 

 

よくあるのは、日本の学校に体験入学することですね。

 

日本語天国ですから、子ども、日本語話し始めます。

 

これは、ほんとうに効果的です。

 

これで日本語が口から出るようになったお子さんを何人も見てきました。

 

 

もし、体験入学はちょっと。。。というのなら、

日本の実家や親類の家だったり、

英語が通じない環境に身を置いてみてください。

 

 

日本語の会話が出てきます。

 

 

 

 

補習校に行かないで読み書きを習得できる?

 

補習校に行かなくても、読み書きも習得することはできます。

 

ただ、優秀な教材が必要になるでしょう。

 

100均のドリル程度ではなく、

きちんと系統立てて学べる教材を使います。

 

チャレンジやZ会などは、

海外にも教材を送ってくれます。

 

そして、日々の学習を効率よく学べるように

かなり工夫して作られています。

 

 

 

家の子どもは、チャレンジをしていますが、

ちゃんレンジは、大人が一緒に読んであげるとわかっていく、

そんな作りになっているので、私はほとんど読んであげているだけです。

 

自分で読みましょう、という問題もありますし、

子どもと一緒に読んでいけば、読む力をつけることもできます。

 

 

そして、算数や理科、社会が必要ないと考える方もいるようですが、

すべて、日本語の勉強になります。

 

いや、日本語だろうと英語だろうとどこの言語であろうと、

学ぶ本質は同じ。

 

日本語で学んだことは、他の言語でも同様に生きてくるわけです。

 

 

例えば、太陽は東から登って西に沈む

 

 

これは、何語で学んでも一緒。

 

現地校でも応用が利くというわけです。

 

 

少しずつでも、日本の良い教材で読み書きの練習を積み重ねれば、

ある程度の読み書き能力がつきます。

 

 

 

 

私は、日本語バイリンガル教育を、ただの2か国語話す子供を育てることとは思っていません。

 

脳みそを鍛える、という考えからすると、2か国語を話す子は驚異的なトレーニングを日々行っていることになる、と思うのです。

 

脳みそは使えば使うほど使えるようになる、と言われますが、

2か国語を学んでいることが、

他の学習や能力の開発にもつながるのでは?と感じています。

 

 

日本語バイリンガルが、人生の絶対ではない、と思ってはいるものの、

もって生まれた有利な能力、

最大活用していきたい、そんな風に思っています。

 

 

海外で日本語教育について考えているお母さんの参考になれば幸いです。

一緒に、頑張りましょう☆