この国の学校は休み中宿題ないんだ。
きらくでいいけど大丈夫か"(-""-)"
補習校って大変!のあずさです。
補習校(海外補習授業校)は、基本的に日本に帰る予定がある子のための学校です。
でも、海外に永住している日本の方でも「子どもを入れたいな」って思うこともあるでしょう。
結論を言うと、特に条件などはなく、永住の方でも補習校には入れます。
(うちの補習校だけかも?近くの学校にはちゃんと確かめてね☆)
でも、「ついていけるかな?」と心配ですよね。
今回は、永住の子が補習校でついていけるのか、書いてみたいと思います。
特に、ご両親のどちらかが海外の方に参考になるように書いてみます。
ご両親日本人で、日本語ばっちりな方にはあんまり参考にならないかな~?
帰国予定の子と永住者の子
まず、補習校には大きく分けると
①お仕事などで一時的に海外に在住、駐在している方
②長く海外に住むつもりの方、永住の方
がいます。
そして、①の方は、日本に帰ることが前提ですので、海外にいようが、帰った時のことをよく考えています。
特に、受験する予定の子などは、海外の現地校に通いながら、日本の受験準備をするわけですから、補習校の勉強など【へのかっぱ】です。
補習校の勉強は簡単すぎる~と言う子もいたりします。
そうでなくても、日本で日本語で過ごしていた子ですから、日本語で聞いたり話したりするのは、できて当たり前です。
そこに、海外に永住している方の子が入るとするとどうでしょう?
そう
とても勉強になります!!!
家で親がコツコツ教えるよりも、
友だちや先生から学ぶことも多いし、早い
ということもありますね。
でも、さっきも言ったように、日本語レベルの高い子と、同じ土俵で勉強していくことになりますので、
それなりの覚悟も必要かな?
と思います。
永住者の子が補習校に通ったらついていけるの?
ついていけます。
というか、お家でどれだけ日本語をやってきたか、にもよりますが、永住の方でも頑張っている方たくさんいます。
ですので、永住のお子さんでもついていけます。
ただ、さっきも言ったように
かなりの強い覚悟が必要かも
しれません。
どんな覚悟かっていうと・・・
結構、親としてつらい覚悟かもしれませんが・・・
①他の子(特に日本語堪能な子)と自分の子を比べない
②日本語はサブ(第二言語)だと割り切り、完璧を求めない
と言う覚悟ですね。
え?そこ?って思いました?
もっと、日本語教えろとか、日本にしばらく帰って修行を積めとか、思いました?
まあ、それももの大切って言ったら大切なんですけどね。
できるとか、できないとか、そういったことの前に続けるためには、心をしっかりと持っておかないと、辛くなります。
お母さんも、子どもも。
もちろん、私も自分の子と他の子、比べちゃいますし、できないとイライラします。
今も、隣で日本語勉強している子どもに、まじリアルタイムでイライラしてます(*_*)
おまえ~こんなに教えてんのに、それわからんの?
(あ、私よその子や生徒には丁寧で優しいです♪)
でも、
うちの子もそのうちできるよな~
これくらいでもまいっか~
という余裕が、どこかにないと、
日本語なんて辞めてやるー!!
補習校、もう行かないー!!
って、爆発しちゃうかもです。
広い、長い視野で続けていく心構えでいるといいのかな、と思います。
永住者の子が補習校でついていくために
では、補習校をつづけるためには、覚悟意外にどうすればいいのか?
ちょっと、書いてみますね。
・第一言語をどちらにするか決めておく
日本語を第一言語にするか、第二言語にするかで、力の入れ方がずいぶん変わってきます。また、バイリンガル教育では、母国語(ざっくりいうとどの言葉を使って頭で考えるか)をしておくことが、他の言葉を学ぶ時にも大事になると言われています。一本、メインの言葉を決めておいたほうがいいです。もし、海外にいながら日本語をメインにするならば、やることはたくさんあります。そして、ここでは紹介しません。日本語を二番目の言葉にするならば、続きを参考にしてみてください。
・ひらがなは完璧に
ひらがな、できないと始まりません。とにかく、とにかく、ひらがなは完璧に。読むのも書くのもです。
・読み聞かせ、日本語のテレビなど
日本語に聞きなれるの、大事です。できれば、日本語の絵本などの読み聞かせを続けてください。CDやテレビなどもいいですね。まずは、インプットです。
・周りに日本語を話せる人がいたら日本語で話す
ご家庭での方針もあると思いますが、日本語で話す機会があった方が、断然いいです。最初は子どもが抵抗しても、根気くらべと思ってがんばってみてもいいかも。子どもがわからなそうでも、そのうちわかるようになります。子どもってすごいんです。
・日本に定期的に帰る
日本に帰る。。。ってお金かかりますね。でも、できるだけ帰った方が日本語的にはいいです。子どもも、海外で日本語勉強する理由なんてわからないかもしれませんが、日本に帰れば話さなきゃいけませんから。日本で学校に入る子もいますね。めちゃくちゃ、日本語伸びます。補習校で全然日本語話さなかった子が、日本行ってきて話し出したりとか、当たり前に起こります。
他にもありますが、とにかく
日本語に触れる機会を増やせば増やすほど、
補習校でついていくのは簡単になります。
でもですね、これ覚えておいて欲しいです。
絶対。
まじで、大切なこと言いますからね?
2年生の終わりから3年生の終わりで、補習校での授業についていけなくて辞めてしまうお子さんも多いです。
特に国語ですね。
でもね、だんだん勉強内容が難しくなって、ついていくのが大変になるのは、日本に住んでいる日本の子どもも同じです。
だって、国語の教科書でわからない言葉や文章が増えますが、日本の子も教科書で初めて学んでるんですから。
例えば、教科書に出てくる「ぞろぞろ」っていう落語があるんですけど、日本の子でも、何が面白いのか説明しないとだめだったりします。
あのね、これはね、こうこうこうで、こういうオチなの、だからおもしろい話なの、だから笑っていいんだよ。。。ってね。
もし、
補習校難しい、
ついていけない
って思っても、
ここで覚えちゃおう
ここで少しは頭よくなったな
って思えたら、
補習校、辞めることなんてないです。
やっぱり最初の方に書いた
①他の子(特に日本語堪能な子)と自分の子を比べない
②日本語は第二言語だと割り切り、完璧を求めない
っていう覚悟、心構えがあれば、補習校つらくても、ついていけてない感じがしても、続けてもいいかな、って思えるんじゃないかな。
だって、第二言語だもん、サブだもん。
補習校ではできなくたって、日本語なんて現地語プラスαだから、プラスでしかない!のです。
まあ、以前の記事でも書きましたが、続けるも続けないもあり。
どちらも正解、どっちに転んでもしめた♪
なので、ご自分の心とお子さんの心、よく見つめて決めるといいと思います。
いろいろなご家庭があり、やり方があり、考え方がある中でのことですので、これは私個人の意見です。
が、もし参考になれば幸いです。