補習校って大変!ついていけない、辞めたい時に読むブログ

日本人補習授業校(補習校)の大変さや、ついていけない時、辞めたい時、ありますよね。いつまで続けるべきか、スポーツや現地校との両立などについて、ブリスベン在住の元先生が書いているブログです。

補習校は宿題が多い?少ない?家でやる時のコツと教え方

隣で詩を書く勉強中のうちの子。

それじゃあ、ほぼ普通の作文だね"(-""-)"


オーストラリアのブリスベンで

子育てカウンセラーやってます、

あずさんです。

 

補習校って宿題が大変!なんですよね。


そんな噂から、補習校に行かせるか悩んでいるママさんも多いことでしょう。

 

 

今回は、補習校の宿題の量の実態と、家での宿題のやらせ方、教え方。

 

それから、宿題が苦痛で補習校を辞めたくなっちゃった場合はどうしたらいいのか?

 

補習校の宿題にまつわるお話をしていこうと思います。

 


補習校の宿題は多い?少ない?


補習校の宿題が多いのか少ないのか?

 

これは、はっきり言いますが、少なくありません、多いです。

 

 

週1回の授業で日本と同じ進み方をする補習校。

 

宿題が多くなるのは仕方のないこと。。。なんですよね。

 

 

 

ただ、ママたちの間でも

 

 

 

「あの先生は宿題が多すぎる!」

 

 

 

とか

 

 

 

「宿題もっと出してほしい」

 

 

 


とか、いろいろなねす。

 

 

だいたい、補習校に限らず、現地校でも、先生によって宿題の量って全然違いますね。


それに、どのくらいの量の宿題がいいかって、ママさんのやる気や子どもの宿題をこなすスピードなどにも結構左右されるんですよね。

 


なので、今

 


「宿題もう無理かも!!」"(-""-)"

 


ってなっているなら、補習校入ってみて考えたり、学年が変わって、先生が変わったらどうなるか、様子を見てもいいかと思います。

 


補習校の宿題を子どもに教えるときのコツ

 


補習校の宿題を教えるっていうと、なんだか、上手に説明する、わかりやすく説明するって想像してしまいませんか?


でも、私が、小学校の先生になりたての頃、こんな風に教わりました。

 


「子どもに説明してはいけない 」

 

 

しかも、

 

 

「大人が説明すればするほどわからなくなる」

 


と教わったのです(-_-;)

 


実はね、わからない子には説明すればするほどわからなくなるんです。


だから、そもそも、わかりやすく説明とか教えるとか、難しく考えなくても大丈夫なんです。

 


では、補習校の宿題を教える時にはどうしたらいいのか?詳しく説明していきますね。

 

 

 

まずは、問題を読んであげます。

 

わからなかったら、もう一回。


三回くらいは読んでみます。


お子さんが読めるなら読ませてもいいですね。


で、ここでわかったしまうこともあります。

 

 

さらに、ここでわからなければ、

 

教科書などでやり方が書いてあるところを読んであげます。

 

なるべく、説明しないように・・・

書いてある通りに・・・

 

難しければ、ヒントをあげる、または見本をみせてあげます。

 

 

 

国語の問題だったら、「この辺に書いてあるよ」とかです。

 

算数だったら、「1問やってあげる」と、やり方を見せたり。

 

 

それでも、わからない時は・・・

 

 

 

 


答えを教えてしまいましょう!

 

 

 

 

答えなんて教えたらできるようにならない*1

 

って思ってしまいますが、わからないのにずっと考えるのは、子どもにとってすごく辛いものです。

 

 

ただでさえ、いやな宿題ですしね(;^_^A

 

 

 


受験勉強での大事なコツの1つに、わからない問題を長いこと悩まない、ことがありますね。

 

わからなかったら、すぐ答えを見る。

そして、間違えた問題を何度も解く。

そのうちにわかってくる。

できるようになる。

 


の繰り返しで、点数をあげていくんです。

 


こんな風に、家で教えていて、どうしても子どもがわからなそうな場合は、答えを教えてしまってOK。


でも、問題を繰り返しているうちに、だんだんできるようになっていきます。

 

 

 

補習校を嫌がる子どもと宿題・勉強対策

では、ここからは、補習校に行きたくないって言っているお子さんの嫌がるわけをちょっとまとめてみようと思います。

 

そして、そんな子の宿題や勉強への取り組み方もまとめてみます。

 


補習校に通う子どもの中にも、補習校が好きという子もいれば、嫌いって言う子もいます。


で、まず、補習校が好きっていう子をさらに分けてみると・・・

 

①学校好き・勉強分かる・宿題もできる

②学校好き・勉強分かる・宿題できない(嫌い)

③学校好き・勉強分からない・宿題できる

④学校好き・勉強分からない・宿題できない(嫌い)

 

こんな感じに分かれるのではないかと思います。

 

土曜日の補習校は好き☆

友だちと会うのも楽しい♪

 

というのであれば、おそらく

 

補習校に来たくない理由は漢字テストと宿題

 

ではないでしょうか?

 

 

それで、勉強、宿題が難しくなってきて、辞めたくなっているのであれば、こんな対策をしてみてください。

 

まずは、

 

 

漢字の書き取りを減らす

 

 

のがいいと思います。


コツをつかめば、漢字を覚えるのは単純作業になりますが、日本以外に住んでいる子どもにとっては苦痛となることが多いです。

 

文部科学省の補習校ガイドなるものがあり、そこでも漢字は読み中心にと書かれているんですよね。

 

実際問題、日本に帰る予定がない場合、日本語の文章を書くのはスマホやパソコンで十分な場合も多いです。

 

漢字は、読めれば勝手に変換してくれますから、ある意味書きは後回しにしておくのもいい方法です。

 

 

子どもの負担を軽くして、補習校を続けていくのであれば、漢字は読みに集中するのがおススメです。


読み(音読)は、できることなら、しっかりやって、算数も国語も理科も社会につなげていけるといいですね。

 


特に、小学校3年生くらいから国語の文章がぐっと難しくなり、ものすごく抵抗を感じる子が多いです。


これは、話し言葉から書き言葉に変わっていくのが原因で、会話で聞いたことのない言葉が増えてくるため、難しく感じます。

 

ですから、子どもと一緒に、教科書を見てびっくりして、あきらめないでください。

 

最初は読めなくてあたりまえととらえて、だんだん読めるようになるように何度も読む。

 

すると、読めるようになってきて、楽しくなる♪

 

こんな循環を続けているとやる気も維持できそうです。

 

とにかく、学校が好きな子であれば、ペースを落としたり、漢字の書きをあきらめたりしながら、続ける道を探せるのではないでしょうか?

 

 学校は楽しいのに、やめてしまうのはもったいない気がしますので、やれることに集中してやってみてくださいね。

 

 

 

では次に、補習校が嫌いと言う子どもにはどんな風に接していけばいいのか?

 

④学校嫌い・勉強分かる・宿題できる

⑤学校嫌い・勉強分かる・宿題嫌い(できない)

⑤学校嫌い・勉強分からない・宿題できる

⑥学校嫌い・勉強分からない・宿題嫌い(できない)

 

 

まずは、なんで補習校嫌いなのか?よく話を聞いてあげる必要があります。

 

ここは、いったん、親の日本語をやってほしいという想いを置いておいて、子どもの気持ちに寄り添いましょう。

 

実は、ただ大変なことをわかってほしかった、ママに甘えたかったってことも多いものです。

 

その上で、改善できそうなところを改善していったり、もう、割り切ったり、子どもと折り合いをつけていってみてください。

 

 さてさて、補習校嫌い、っていう気持ちに対しては、子どもの思いに寄り添うことで解決していってほしいのですが、上にあげたタイプ別に、ちょっと厳しいですが、今後の道を書いてみたいと思います。

 

⑤っていう子はあまりいないと思うのですが(笑)、⑤や⑥の子どもで、上に書いたように話し合ってうまく行かない場合、辞める道を考えてもいいのかなぁと思います。

 

もし、補習校を辞めてやりたいことがあるのなら、そちらへ向かうのも子どもにとってはいいのかな?と私は思っています。

 


また、①②の、日本語は結構できるけど、とにかく土曜日の補習校に行きたくない!

というのであれば、他の日本語学習を継続する道もあります。

 

そもそも、子どもに日本語を教えたいけれど補習校も文化校もない、という地域がほとんどで、補習校があるのはラッキー。

 

私は、今はそばに補習校がありますが、オーストラリアの田舎に住んでいた時は、自分で教材を見つけて教えていました。

 

また、他のお母さんおしえたら、評判がいいわりに皆さんご存知ない教材があります。

日本の、海外子女教育振興財団というところから、海外子女のための通信教育をしています。

www.joes.or.jp

 


ただ、補習校を辞めても、宿題のように変わらず日本語学習をさせるわけですから、ママさんの負担はありますね。

 

そこを、考えると、日本語をやるなら、補習校へ行った方がいいんだよ、という話し合いをしてもいいかもしれません。

 


補習校の宿題をやらせるのにもう疲れたママはどうしたらいい?


子どもはどっちでもいいけど、親がつかれて補習校辞めたい。


これも、結構ありそうなシチュエーションですね。

 

子どもは、補習校はいやじゃないけど辞めたいとまでは言わないけれど、宿題とか進んでやってくれない。

親ががんばらないと、やらない。

 

やりたくない子にやらせるのってすごく大変だし、お互いストレスですよね(´;ω;`)

 

そんな時には、ママさん、ちょっとがんばるのやめてもいいのかもしれませんよ。

 

実は、補習校が続いている子の親御さんって、バリバリやる方もいますが、適当にやっている方も多印象です。

 

親がつかれない程度に、宿題も時々さぼるし、学校の手伝いもあんまりしないとか行ってる人知ってます。

 

もし、辛くなっちゃったら、ちょっとペースを落としてもいいのかもしれません。

ママさんがハッピーでいられる程度に頑張るのが、お互いにちょうどいいのだと思います。

 


今、宿題が大変で補習校を辞めようか・・・と思っているなら


宿題をやった方がいいのか?やらなくてもいいのか?って言ったら、もちろん、宿題やったほうが、全然できるようになります。

 

でも、宿題がつらいという理由だけで補習校辞めることを考えているならちょっと待った方がいいかもしれません。

 

なぜなら、さっきも言ったように、先生によって宿題の量は違います。

 

1年待ったら、めっちゃゆるい、宿題少ない先生になる可能性もありますからね。

 

それに、先生も親御さんや子供の気持ちもよーくわかっていることも多いです。

 

ですので、まず、先生に相談してみるのも一つの手です。

 

「他の子はちゃんとやっているのに恥ずかしい」


とか、


「そんなこと言ったら怒られそう」

 

とか、思っちゃうかもしれませんが、せっかくがんばってきた補習校。

 

もし、

 

子どもが学校は行きたいと言っているなら、宿題ちょっとさぼって補習校続けてもいいと私は個人的に思います。

 

宿題大変。。。だったらすこし減らす道もあるって覚えておいてください。

 

もし、子どもが大きくなって「日本の高校・大学に行きたい」「日本語能力検定受けたい」などと思ったら、その時覚えればいいのだと思います。

 

あの時やっておけば・・・となっても、それはそれです。( *´艸`)

 

やる気のある時にやった方が、身になるものです。

 

 

補習校の宿題に悩んでいるなら・・・


ママさん、そんなに補習校の宿題に悩まないでいいのかもしれませんね。


言ってしまえば、そこまで思いつめて、悩んで、日本語をやるより、他の道もあるのかもしれない、と最近思います。

 


子どもの日本語をあきらめるか、

続けさせるか。。。

 

日本の血を引いているのに

日本語できない子なんて

恥ずかしい。。。

 

子どもに日本語を身につけてあげられない、

ひどい親になってしまう。。。

 


とか、いろいろ、頭をぐるぐる悩んでしまうこともあると思います。


でも、子どもの可能性って、日本語以外にもたくさんあるもの。


視野を広げて、海外での日本語の維持を考えていけたらな。

 

長くなりましたが、最後まで読んでくれてありがとうございました。

 

 

 

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